Amazonの電子書籍読み放題サービス「Kindle Unlimited」。
月額980円で200万冊以上が読み放題という最高にコスパのいい電子本のサブスクなのですが、その本の多さから、目当ての本になかなかたどり着けないという難点もあり・・・。
そこでこの記事では、Kindle Unlimitedで読めるクラシック音楽に関する本をまとめてみました。
この記事を書いているhiramiです。Apple Musicでクラシック音楽を聴くのが好きです。素人ですが、ピアノとチェロを弾きます。
西洋音楽史やクラシックの基本が学べる本
イラストでわかる!クラシックの楽しみ方
教養として知っておきたいという気持ちはあっても、クラシックを実際に聴いてみたら難解で挫折した人は多いかもしれません。ポップやロックは、知識なしでも楽しめますが、クラシックを楽しむためには少しの知識が必要です。本書では、100点以上のイラストで、楽器の種類から音楽家たちの生きた時代と背景までを楽しく解説します。イラストを眺めているだけでも、いつのまにかクラシックの奥深い世界にどっぷりとつかってしまっていることでしょう。(商品ページより引用)
「作曲家ひとりひとりの伝記を詳しく」というより、西洋音楽史の概要をつかむことができる本です。
また音楽史だけでなく、クラシック音楽の基礎知識についても浅く広く取り上げています。
クラシック初心者にまずはおすすめしたい一冊です。
クラシックの偉人伝
学校の音楽室の壁には、偉大な音楽家たちの肖像画が並んでいます。
しかし、偉そうな顔の人たちも、恋に悩んだり、不倫でドロドロになったり、
借金まみれになったり、けっこうドラマチックな人生なのです。
聖人君子みたいな人はほとんどいません。
みな何かが過剰な人たちです。
だからこそ、そのありあまるエネルギーを音楽に注ぎ、名曲が生まれたわけです。(商品ページより引用)
作曲家たちの小さな伝記をひとつの本にしたような作品です。
ひとつ前で紹介した「イラストでわかる!クラシックの楽しみ方」よりも、一人ひとりをより詳しく取り上げているので、併せて読むのもおすすめです。
横書きで文字も大きく、文章もわかりやすかったです♪
クラシック音楽の歴史
音楽家たちはどのような社会・経済構造のなかで、音楽を生み出したのか。本のページの進行と大きな時間の流れとをほぼ一致させ、人物や事件、あるいは概念・専門用語といった99のトピックごとの一話完結スタイルで綴る。(商品ページより引用)
内容は初心者向けですが、作曲家たちの一般的によく言われている説や面白いエピソードを、ぎゅっと濃縮したような一冊です。
読み応えたっぷりの、全254ページ!
教養として学んでおきたいクラシック音楽
クラシック音楽は、とても良いものです!
格調高い音楽を、もっと知りたい、その知識を深めたいという期待にお応えできるように、
ヴァイオリニストで東京藝術大学の学長である、澤 和樹先生にわかりやすく、楽しく、解説していただきました。
演奏者としてのご自身の経験と教育者としてのお考えも踏まえたうえで、クラシック音楽の美しさ、楽しさ、すばらしさを、この本を通じてご理解いただける一冊になっています。(商品ページより引用)
クラシック音楽とは何かを歴史的な枠組みから辿り、主な作曲家の作品や、家で楽しむための聴き方や音源の選び方などについて、優しい語り口で書かれています。
また、2016-2022年に東京藝術大学学長、さらに英国王立音楽院名誉教授を歴任されたバイオリニストである著者の人生を遡ることによって、日本においてクラシックがどのように学ばれているのかを垣間見ることができるのも面白かったです。
若いころの自分は、見た目がシューベルトに似ていると言っちゃうところなど、チャーミングで優しい人なんだなというのが伝わる、ほっこりする本でした。
音楽のおさらい
この本では「古典派とロマン派ってどう違うの?」「8ビートって何?」といった、皆さんが日ごろ音楽について感じる素朴な疑問に答えてみました。
音楽の仕組みを理解することと、譜面が読めることは同じではありません。
皆さんが音楽に感じている「大好きだけど難しい」というイメージを少しでも解消することが、この本の目標です。(商品ページより引用)
主にクラシックの歴史や音楽ジャンル、作曲家たちについて取り上げていますが、日本の伝統音楽や、ジャズ、ラテン音楽、ロックの種類についてもサラッと取り上げられています。
また、超初心者むけの音階の話から、教会旋法、民謡音階、ブルーススケールなど、少々マニアックな話もわかりやすく取り上げられています。
「中学生のおさらい」がコンセプトの本ですが『どこが?』ってつっこみたくなるほど濃い内容。でも中学生でも理解できそうなわかりやすさ!
クラシックを嗜む
BRUTUS特別編集 クラシック音楽をはじめよう。
世界一のオーケストラはどこですか?
まずは何で選んだらいいですか?
指揮者って、本当に大事なんですか?
音楽は、楽器で変わりますか?
作曲家ってどんな人?
バッハって、何がそんなにスゴいの?
どうしてみんなグレン・グールド好き?
ベートーヴェンって、何がそんなにスゴいの?
どの演奏も、全部同じに聞こえませんか?
ワーグナーって、何がそんなにスゴいの?
ドビュッシーって、何がそんなにスゴいの?
アドリブしてもいいんですか?
音のいいホールって何がいいの?
(商品ページより引用)
本というよりは雑誌の形で、様々な角度からクラシック音楽をフィーチャーしています。
ひとつひとつのコンテンツは短いながらも、
- 指揮者って、本当に大事なんですか?:沖澤のどか、山田和樹(いずれも指揮者)
- 音楽は、楽器で変わりますか?:鈴木雅明(指揮者・オルガニスト)、濱田芳通(リコーダー・コルネット奏者)
- ベートーヴェンって、何がそんなにスゴいの?:阿部海太郎(作曲家)
- 音のいいホールって何がいいの?:豊田泰久(音響設計家)、篠崎史紀(バイオリニスト)、林田直樹(音楽ジャーナリスト)
などなど!
非常に豪華な顔ぶれが語ってくれています。
ページをめくるたびに興味深い論題と、それについて語っているのが憧れの人でテンションあがる!
モーツァルトのいる休日 大人の楽しむクラシック
モーツァルト生誕260周年の今年、作家・石田衣良氏にモーツァルトの魅力、ご自身の作品や人生に与えた影響などを語っていただきます。そして、石田衣良氏がお勧めするモーツァルトの名曲10作品の魅力を解説。
さらに、石田衣良氏が司会を努めるNHKの番組「ららら♪クラシック」で共演している、作曲家・ピアニストの加羽沢美濃さんとモーツァルトの魅力を語り合います。
言うなれば、石田衣良版・モーツァルト入門である本書で、クラシックの魅力を再確認しましょう(商品ページより引用)
著者の自身の音楽体験を織り交ぜながら、人気作家ならではの面白い視点で書かれいて、興味深かったです♪
ショパンの世界へ
日本人が好きな音楽家上位にランク・インするショパン。その美しいピアノ曲は、クラシックの枠を超えて、映画やTVドラマの挿入にも使われ、クラシック音楽は門外漢という人も知らず知らずのうちに聴いているはず。名曲の中から彼の人生が投影されたエポックメイキングとなる曲を厳選し、各曲にまつわるショパン・ストーリーを美しいビジュアルとともにドラマティックに展開。彼の人となり、その波乱に満ちた人生を知ることが、さらに音楽鑑賞を深めてくれます。(商品ページより引用)
ショパンのエピソードとともに、たくさんの写真が納められています。
彼の話ならほとんど知っているという方にも、写真だけでも大いに見る価値のある本だと思います。
ショパンが大好きだったショコラを作っていた鍋や、ジョルジュ・サンドと暮らしたスクワール・ドルレアンの中庭、パリのデビュー演奏会を開いたサロン・プレイエルなど、ショパン好きにはたまらない写真がたっぷり!
ブラームス「音楽の森」へ
ブラームスは気になる作曲家!でも、膨大な作品数。どの楽曲から聞いたらいいのか判らない……という方のためブラームスの生涯を辿る楽曲を選曲。有名な交響曲第一、第三より抜粋した楽章から、「子守歌」「ハンガリー舞曲」、さらには普段あまり聴く機会のない「ドイツ・レクイエム」なども。また、本書のためにドイツ、オーストリア各地で撮り下ろした美しい写真をふんだんに盛り込みました。ブラームスは夏の間、避暑地で作曲にいそしんだそうですが、まぁそこの風光明媚なこと!湖と森、アルプスの山々など、この絵のような風景があの音楽を生んだのか……と思わず納得のビジュアルも必見です。(商品ページより引用)
ブラームスが住んでいた家や、名曲「子守歌」の手稿譜、実際に弾いていたピアノ、よく立ち寄っていた当時のままの教会など、貴重で美しい写真が満載です。
ブラームス好きにはたまらない一冊!
名盤・ピアニストについて知る
世界最高のピアニスト
この人こそ名ピアニスト! これぞ名演!っていうけど、いったいどこがスゴイの? いい演奏と、そうでもない演奏ってどう違うの?――聴けば、すぐ分かります。アファナシエフ、ポゴレリチ、ケンプ、グールド、アルゲリッチなど20世紀以降を代表する名ピアニストたちの演奏を徹底評論。ピアノを聴く楽しみ、感動を存分に語りつくす。天才たちの奇人変人ぶりも読みどころ。名演CDリスト付きで、読んで楽しみ、聴いて楽しめる。(商品ページより引用)
名ピアニストたちの奇人・変人ぶりが垣間見れる内容。
おすすめのCDが表現力豊かなボキャブラリーで説明されていて、なるほど聴いてみたいなと思わせてくれます。
著者の書きぶりが独特で、好き嫌いは分かれるかも。Amazonレビューも評価は真っ二つでした。
私は、本で紹介されていたアルゲリッチの「チャイコフスキー『くるみ割り人形』(2台ピアノ)」を実際に聴いてみてすごく感動したし、ちょっと変わってるなと思っていたツィマーマンの「ショパン『ピアノ協奏曲第1、2番』」がなぜあのような演奏なのかがわかって、また聴きなおしてみたりしました。個人的にはとても面白い本でした!
グレン・グールドと32人のピアニスト
グールドがデビューした一九五五年を境に、世界のピアニズムは明らかに変貌した。一九世紀ロマン派を象徴するような詩情豊かな奏法とは一線を画し、さりとてチェンバロ奏法や古楽復興ムーヴメントとも方向性を異にするピアニスト、それがグレン・グールドであった。本書は、グールド以降、ピアノ音楽を革新した32人のピアニストを取り上げ、グールドの演奏との比較を通じて、ピアノ演奏の最前線を紹介する。(商品ページより引用)
まずバッハやショパンなどの作曲家たちがどのような経緯で名曲を世に送り出したのか、さらに現代のピアニストたちがどのような思いでその作曲家たちの曲を演奏をしているか、という順序で書かれているのが興味深かったです。
クラシックをさらに深掘り
西洋音楽論~クラシックに狂気を聴け~
「西洋音楽の本質はアフタービート。こんなシンプルな事実を今まで誰も教えてくれなかったのは何故?音楽にとどまらない斬新で挑発的な文化論!!」
日本におけるクラシック音楽の占める位置は何処にあるのか。
クラシック音楽の本質とは何か。
作曲家・指揮者としてヨーロッパで活躍してきた著者が考える、西洋音楽の本質。(商品ページより引用)
クラシック界のみならず、様々な文化に一石を投じるような、刺激的な本でした。ただ、ある程度クラシック音楽に関する造詣が深くないと、著者の言いたいことの本質が理解できないかも。玄人向けの本だと思います。
Kindle Unlimitedとは?
Kindle Unlimitedとは、Amazonが提供する電子書籍の定額読み放題サービスです。
月額980円で200万冊以上が読み放題、この記事で紹介する音楽本の他にも、対象のジャンルは多岐にわたっています。
- 小説
- マンガ
- ビジネス・経済
- 資格・検定・就職
- コンピュータ・IT
- 自己啓発
- クッキング・レシピ
- ファッション
- 家庭医学・健康
- 住まい・インテリア
あくまでも一例で、まだまだあります!
初めて利用する人はもちろんのこと、以前に利用したことがあっても、対象の方は【30日間無料】【2か月で99円】などのキャンペーンなどを不定期でやっていたりします。
\ キャンペーンの一例/
今やってるキャンペーンは?自分は対象かな?
確認するには、アマゾンのKindle Unlimited公式サイトにアクセスしてみて、表示されているものが自分が利用できるキャンペーンです。対象外の方には表示されません。
以下に公式サイトのリンクを貼っているので、確認してみてください!
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