Apple MusicとAmazon Music Unlimited、どちらも人気の音楽サブスクですが、「結局どっちがいいの?」と迷ってしまうこともありますよね。
どちらも豊富な楽曲を楽しめるサブスクですが、音質や料金、機能や使い勝手など、細かな特徴があります。
本記事では、それらを分かりやすく比較し、あなたにぴったりの音楽サービスを見つけるお手伝いをします!

実際に使ってわかった違いを丁寧に書いていきます
Apple Musicにしかない機能
目覚ましアラーム
iPhone | Android | |
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Apple Music | ||
Amazon Music Unlimited |
Apple Musicの曲は、iPhoneの目覚ましアラームとして設定することができます。
設定方法は簡単。
iPhoneのアラーム機能で、Apple Musicでダウンロードした曲を指定するだけです。
タップで開きます↓
設定方法の詳細
Apple Musicのアプリではなく、iPhoneの設定からドルビーアトモスをオフにします。


同じくiPhoneの設定から、ダウンロードの品質を、一番低い「高音質」にします。




Apple Musicで、アラームに設定したい曲をダウンロード。
(オフラインで聴けるようにするのと同じ)













いつも同じアラーム音だと、耳が慣れて起きにくくなるので、いろんな曲に設定できると目覚めやすい!
クロスフェード
iPhone | Android | |
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Apple Music | ||
Amazon Music Unlimited |
クロスフェードとは、一曲が終わる前に次の曲が徐々に重なって流れ、曲と曲の間の空白をなくすことです。
DJがミックスするときに使うものというイメージが強いと思いますが、お家でBGMとして曲を流すときにクロスフェードにすれば、不意の静寂に違和感を覚えたりすることなく、曲を流し続けることができます。



在宅ワークや、友だちを家に招くときのBGMをクロスフェードにするといい感じ!
クロスフェードはApple Musicだけの機能です。
iPhoneとAndroidのどちらでもこの機能を使うことができます。
iPhoneの場合はiPhoneの設定から、Androidの場合はApple Musicアプリの中の設定からオン・オフに切り替えることができます。


カラオケモード(ボーカルカット)
iPhone | Android | |
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Apple Music | ||
Amazon Music Unlimited |
Apple Musicには、「Apple Music Sing」、つまり曲のボーカルのみの音量を下げて、カラオケのように歌うことのできる機能があります。
やり方は、歌詞を表示させた状態でマイクボタンをタップするだけです。
そのまま上下にスライドすれば、ボーカルの音量のみを調整することもできます。




歌詞検索
iPhone | Android | |
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Apple Music | ||
Amazon Music Unlimited |
Apple Musicは、歌詞から曲を検索することもできます。


例えば、筆者が子どもの頃に聴いていた懐かしい歌…タイトル何だったかな?ということで検索すると以下のような検索結果に。





「アイスクリーム」で検索するとあまりにもたくさんの曲がヒットするので、歌詞で検索できるとだいぶ絞られる!
\ タップでiPhone内のMusicアプリが開きます。/
Apple Musicでしかみれないもの
ミュージックビデオ
iPhone | Android | |
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Apple Music | ||
Amazon Music Unlimited |
Apple Musicは、ミュージックビデオも観ることができます。
すべてのアーティストのMVが観れるわけではありませんが、例えば、嵐、aiko、ヨルシカ、Official髭男dism、あいみょん、Mrs.GREEN APPLE 等々、多くのアーティストのものを観ることができました。
ちなみに、ダウンロード(オフライン再生)も可能なので、ギガの使用が限られる外出先で観るのにも便利です。



ピクチャーインピクチャーにもできるので、他のアプリを開きながらMVを観る、ということも可能です。
ライナーノーツ(解説文)
iPhone | Android | |
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Apple Music | ||
Amazon Music Unlimited |
Apple Musicでは、一部のアルバムのライナーノーツ(解説文)を読むこともできます。
ほとんどは第三者によるものですが、アーティスト本人による楽曲の解説が載っている場合も。
例えば、official髭男性dismが2024年に発表したアルバム「Rejoice」では、藤原さん(Vo/Pf)のと小笹さん(G)の2人による、いくつかの楽曲の解説が載っていました。
また、aikoの2024年のアルバム「残心残暑」にも、aikoさん本人によるいくつかの楽曲の解説が載っています。



ちなみにアルバムだけでなく、アーティストについてのライナーノーツもあります!
Wikipediaをコピーしたような簡単なものではなく、音楽ライターや評論家が丁寧に書いたんだろうなと思わせるような内容のものが多く、SNSでも「紹介文が良すぎる!」「泣いた」「みんなに見てほしい」などと好評です。
使いやすさ
アプリが使いやすいのは、断然Apple Music!
例えば、再生履歴を見たい時。



さっき聴いたあの曲をもう一度聴きたい!というのは結構あるある
Apple Musicなら、再生画面の右下の三本線をタップして、上から下にスクロールするだけです。




Amazon Musicアプリで同じく再生履歴を表示するには、再生画面を閉じ、いったんホーム
に戻ってから、「最近再生した楽曲」の項目まで下にスクロールしていく必要があります。


たどり着くまでちょっと遠い…
他にもAmazon Music Unlimitedが使いにくいと感じる点は多々あるのですが、このようなちょっとした不便さが気にならない人なら問題ないと思います!
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音質の違い
数値上はどちらも同じ。でも、実際に聴き比べてみると違う場合もあります。
「場合もある」なんて微妙な書き方をしたのは、違いがはっきり分かるときもあるし、分からない時もあるからです。
例えば、スマホのスピーカーで鳴らすならどっちも同じ。
1万円台くらいのイヤホンやヘッドホンでも、どっちも同じ。
ちょっといいスピーカーやヘッドホンで聴くと、音質の違いがわかってきます。
個人的に感じた違いは、
Apple Musicの方が、良い意味で音がぎゅっとしていて、音に艶がある感じ。
Amazon Music Unlimitedの方が、広がりと奥行があって、空気を伝って音が伝わってくるような臨場感がある感じ。
どちらが良いかは好みです。が、クラシックを聴くのが好きな筆者の場合はAmazon Music Unlimitedの方が断然良かったです。



聴く音楽のジャンルにもよるかと思うので、一度自分で試してみるのが一番です!


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音質にこだわる人向けの機能
音質にこだわる人なら、イコライザーをいじったり、ノーマライゼーションをオフにして聴いたりすると思います。
イコライザーとは
低音域、中音域、高音域などの周波数帯域を、個別に調整できる機能のこと
ノーマライゼーションとは
いろんな曲の音量をそろえること。プレイリストにしても各楽曲の音量の差に違和感なく聴ける一方、音質に悪影響を及ぼすことも。
Apple MusicとAmazon Music Unlimitedのそれぞれの機能の有無は以下の通り。
【イコライザー機能の有無】
iPhone | Android | |
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Amazon Music Unlimited | 9種類+カスタマイズ可 | |
Apple Music | 23種類から選べる |
【ノーマライゼーション オン/オフの有無】
iPhone | Android | |
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Amazon Music Unlimited | ||
Apple Music | オンのみ |



詳しくは以下の記事もご覧ください


料金プランの違い
Apple Music | Amazon Music Unlimited | |
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個人 | 1,080円/月 | 1,080円/月 プライム会員:980円/月 |
ファミリー (6人まで) | 1,680円/月 (日本国内ならOK) | 1,680円/月 (日本国内ならOK) |
学生 | 580円/月 | 580円/月 |
年払い (個人) | 10,800円/年 | 9,800円/年 ※プライム会員のみ |
年払い (ファミリー) | 16,800円/年 ※プライム会員のみ |
Amazonプライム会員ではない場合
特にAmazonプライム会員ではない場合、どちらでも料金は同じです。
ただ個人プランで年払いが利用できるのは、Apple Musicのみです。
(Amazon Music Unlimitedの方はプライム会員のみ)
年払いの場合↓
10,800円÷12か月=1か月あたり900円



Apple Musicの方が安く利用できる!
Amazonプライム会員の場合
日ごろからAmazonプライム会員なら、Amazon Music Unlimitedの方がお得です!
月ごとに支払うプランはもちろん、年払いもプライム会員価格でできます。
年払いの場合↓
個人:9,800円÷12か月=1か月あたり816.666…円
家族:16,800円÷12か月=1か月あたり1,400円(国内居住の家族6人まで利用可)



ただしプライム会員の会費が月額600円なので、このためだけにプライム会員になるのはナンセンス
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結局どっちがいいか
Apple MusicとAmazon Music Unlimitedのメリットとデメリットをまとめてみました。
Apple Music
- アラームに好きな曲をセットできる(iPhoneのみ)
- クロスフェード機能が使える
- ボーカルカット機能がある(iOS 16.2以降のみ対応)
- 歌詞検索で曲を探せる
- MVが観れる
- ライナーノーツが見れる
- 使い勝手が良い
- 音に艶がある
- 個人プランの年払いができる
Amazon Music Unlimited
- 奥行や広がりのある音質で臨場感がある
- Amazonプライム会員なら料金が安い
- Androidでもノーマライゼーションをオフにできる
- Androidならイコライザーをカスタマイズできる



結局のところ、どっちのサブスクがいいかは人それぞれ。
ちなみに、筆者はApple Musicを使っています。
夫も含めてクラシックをよく聴くというのもあり、Apple Musicの方が比べ物にならないくらい使い勝手が良いからです。(Apple Musicにはクラシック専用のアプリもあり!)
でも正直、クロスフェードやボーカルカット、歌詞検索はほとんど使わないし、MVを観るのが好きというわけでもないので、使い勝手が良いなら、Amazon Music Unlimitedの方を使っていたと思います。
なぜなら、実際に使ってみて、Amazon Music Unlimitedの方が音質が断然良かったから。



でもそれを凌駕するくらい、Apple Musicの方が使いやすかった!
どっちのサブスクが自分に合っているか、一度試してみてください!
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