Apple Music ClassicalとApple Musicの違い!クラシック好きが徹底比較してみた

当ページのリンクには広告が含まれています。

クラシック専用のアプリであるApple Music Classical。

それまでのアプリとは大きく違い、クラシックに特化したUI(ユーザーインターフェース)であることが最大の特徴です。

とはいえ、実際のところどう違うの?と思うユーザーも多いはず。

ということでこの記事では、クラシック好きの筆者が、Apple Music Classicalアプリが登場して以来使い倒して分かった2つのアプリの違いを徹底解説いたします!

\ クラシックを聴くなら専用アプリで! /

Apple Music Classical

App Storeでダウンロード

※1ヵ月無料で体験できます。(その後月額1,080円)

もくじ

違い① 曲名の表示が見やすい

まず、Apple Music Classicalを使ってみて最初に感じるのが、曲名の表示が見やすいこと。

Apple Music Classicalは、いくつかの楽章でなる作品なら一つにまとめてくれているので、パッと見で見やすくなっています。

・プレイリスト・

「初めてのルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン」

Apple Music Classical

Apple Music

ただApple Musicの方も、アルバムによっては、作品ごとに記載してくれているものもあります。アルバムによるので、まちまちです。

あと、Apple Music Classicalの方が日本語表記になっています。
(このおかげで「英雄」や「運命」などの俗称でも検索できるようになっています)

・アルバム・

「Alice Sara Ott plays Debussy, Satie & Liszt」アリス=紗良・オット

Apple Music Classical

Apple Music

ただ作品情報が多いと、Apple Musicの方は情報が入りきらず、下のように見切れてしまうことがあります。

・アルバム・

「Four Hands」アレクサンドル・タロー

Apple Music Classical

Apple Music

違い② 曲名から他のレコーディングに飛べる

上に貼ったスクショから分かるように、Apple Music Classicalの場合、曲名をタップできるようになっていて、すぐに「同じ曲の他のレコーディング」にアクセスできるようなUIになっています。

違い③ ライブラリ機能が充実している

Apple Music ClassicalとApple Musicでは、ライブラリの機能も大きく違います。

まず、下の画像がそれぞれのライブラリのスクショ。

Apple Music Classical

Apple Music

Apple Musicは表示させる項目を選べる

一見するとApple Musicのほうが充実しているように見えますが、Apple Music Classicalは、クラシックに特化したライブラリになっています。

例えばApple Music Classicalなら、下のスクショのように、ラヴェルの≪鏡≫の1~5をひとつのレコーディングとしてライブラリに入れることもできますし、そのうちの一曲だけ入れることもできます。

「作品」をライブラリに入れることもでき、いろんなレコーディングを聴いてみるのに便利です。

作品名の横の数字はレコーディングの数

「作曲者」の項目はApple Musicにもありますが、Apple Musicの方は≪ライブラリに入れた曲のうち、該当の作曲者で絞る≫という仕様になっているのに対し、Apple Music Classicalのほうは、≪作曲者のページに飛ぶ≫ような仕様になっています。

Apple Music Classical

Apple Music

Apple Music Classicalはライブラリから作曲者のコンテンツに移動ことができる

違い④ 読み物がある

Apple Music Classicalでは様々な読み物もあります。
例えば以下のようなものです。

  • 作曲者やアーティストのバイオグラフィー
  • 作品の解説
  • 楽器の解説
  • アルバムのライナーノーツ
  • アルバムのブックレット New!

上記の内、作曲者やアーティストのバイオグラフィーはApple Musicでも読めます。

また、アルバムのライナーノーツも、Apple Musicで読めるものもあります。(ないものも有り)

ただ、作品解説や楽器の解説は、Apple Music Classicalのみでしか読めないようです。

作品解説

楽器の解説

作品解説はすべての作品に載っているわけではありません。

さらに、2024年9月24日より、アルバムブックレットの提供が開始されました。Apple Music Classicalだけのサービスです。

アルバムブックレットとは、CDを買ったときに入っているあれです。

Apple Music Classicalのアプリでのマークをタップすると、PDFが開くようになっています。

ただし、欧文版ブックレットのため、日本語では読めないのが難点。

アルバムジャケット上のをタップするとPDFが開く

違い⑤ 検索機能がすごい

カタログから曲を探せる

【見つける】のセクションでは、カタログから曲を探したり、いろんなジャンルのプレイリストを聴いたり、楽器別に曲を探すことができます。

スクロールできます

・カタログの一例・

特定の項目からさらに検索ができる

Apple Musicでも、Apple Music Classicalと同じように特定の項目が用意されています。

例えば、アーティストのページ。

ただ、Apple Music Classicalなら、上に検索窓があり、例えば「モーツァルト」と入力すれば、≪そのアーティストのモーツァルトの楽曲が収録されているアルバムだけ≫を表示することができます。

Apple Musicの場合は、ただアルバムが羅列されているだけなので、ひたすらスクロールしていく必要があります。

・エマニュエル・パユのアルバム一覧の表示の違い・

Apple Music Classical

検索窓がある

Apple Music

検索窓がない

上記はアーティストを一例としていますが、Apple Music Classicalの【見つける】タブに載っている項目はすべて検索窓が用意されています。

特定の項目内で並べ替えやフィルタをかけられる

例えば、「ベートーヴェン」の項目を見た場合。

Apple Musicは、下のようにアルバムに収録されたベートーヴェンの曲がざっと表示されるだけです。同じ曲がいくつもかぶっています。

対してApple Music Classicalの方は「作品一覧」として表示し、そこからレコーディングへつながるようになっています。

作品一覧は、デフォルトは人気順に並んでいますが、「作品名」「作品番号」「キー(調性)」の順番で並べ替えることも可能です。

右の数字はレコーディングの数

【この項目でフィルタ】を使えば、室内楽、管弦楽などに絞り込むことができます。
つまり、「ベートーヴェンの室内楽の作品のみ表示させる」等ができます。

他の例として、【楽器】の作品一覧を時代で絞り込むこともできるので、例えば「チェロの作品のうちロマン派のものだけ表示させる」ということが可能です。

カタログから楽器→作品一覧で表示させると、以下のようなフィルタリングができる

左の【チェロの作品一覧】に「ロマン派」でフィルタをかけると右のような表示になる

Apple Music Classicalの最大の弱点

Apple Music Classicalの最大のデメリットは、オフライン再生(ダウンロード)ができないこと。

解決策としては、Apple Musicの方でダウンロードすることです。

2つのアプリは連携しているので、Apple Music Classicalでライブラリに入れればApple Musicの方でもライブラリに入ります。

もしくは、Apple Music Classicalで再生させておくと、Apple Musicの方の【最近の再生】にあがってくるのでこちらも簡単です。

まとめ

この記事では、Apple Music ClassicalとApple Musicの違いについて解説しました。

Apple Music Classicalは、クラシック初心者からクラシックマニアまで、便利な機能が満載のアプリです。

まだ試したことのない方は、ぜひ一度お試しください!

\ クラシックを聴くなら専用アプリで! /

Apple Music Classical

App Storeでダウンロード

※1ヵ月無料で体験できます。(その後月額1,080円)

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

夫と2人暮らしの30代主婦。
おいしいものが大好きな元KALDIスタッフ。
音楽も大好きでピアノとチェロを弾きます。
夫も音楽関係の人で夫婦でインドア派です。

もくじ